ワルリアルバム

ワルリの村では、竹の骨組みに泥と牛糞を混ぜたものを塗って壁と床をつくり、そこにレンガや藁で屋根をつける形の家が一般的です。牛糞には細かい藁がたくさん入っているので、日本の土壁のようにわざわざ藁を練りこむ必要もなく、乾くとさらさらとした、でもあたたかみのある感触で、素足で歩くと床はとても心地いいです。
川でサリーを洗濯する女性。
洗濯は川の水を使い、川辺の岩などに洗濯物を何度も
打ち付けたり、こすったりしながら洗います。
洗濯をしつつ、ついでに水浴びをして自分の洗濯を
済ませてしまう人もよく見かけます。
ワルリの村の小学生たち。
水色のシャツは制服で、学校で支給されます。
休み時間には、裸足で校庭を駆け回り、雨季には、
学校が終わると、夕食に食べる小魚を獲りに川に向かいます。
小魚はお母さんが、カレーにしてくれたり、燻製にしてくれたり。
大きな魚を獲るのはお父さんの役目。お父さんも川や湖で大奮闘です。
ワルリの村の中学生。赤いリボンも制服です。
家が遠くにありすぎて学校まで通えないため、
寄宿舎に入って勉強している子どもたち。
冬の寒い日も、まだ暗いうちから起きて勉強。
それが済んでから皆で朝ごはんを作ります。
村の出入り口に祭られている”トラ神様”。 古い木でできています。 写真では見えにくいのですが、トラが彫られています。
ワルリ族は太陽・月をはじめ稲やトラなど自然界にさまざまな神様を見ていますが、その中でも、トラ神様は太陽や月の神様と並んで、最も身近な神様のひとつのようです。
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